今年の漢字は密

先日発表された今年の漢字は密でした

 

対人関係が苦手で集団行動ができない私には、都合がいい面もありましたが

社会活動の根幹は人との繋がりであると痛感した一年でした

 

さて私個人の今年の漢字はなんだろう

漢字ではないが、ゲシュタルトの祈りという詩に出会えた事が思い浮かぶ

 

ゲシュタルトの祈りとは

 

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「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。
わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。
私は私。あなたはあなた。
もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ」

(原文)
I do my thing, and you do your thing. I am not in this world to live up to your expectations, And you are not in this world to live up to mine. You are you, and I am I, and if by the chance we find each other, it’s beautiful. If not, it can’t be helped.

 

フレデリック・S・パールズ(ドイツの精神科医
[1893~1970]この「ゲシュタルトの祈り」は、パールズが創設したゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩で、彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだという

この詩は、ゲシュタルト療法を始め多くのカウンセリング療法の精神や哲学をよく表しています

何かの犠牲になることなく自分を大切にすること、他人を尊重すること、健全な人間関係はその上に成り立つという事を語ってくれている

 

自己犠牲が美徳であると信じて、その苦しみに耐える事が自分の為になるという生き

方が、時として生き辛さの原因になる事がある

 また共依存という形で他者依存を強めてしまう事もある

 

私は自分を大切にするという前提なしに自己犠牲を行う危険性を以前から感じていました

そして自立して生きる事の重要性を模索していました

 

その答えがここにあります

 

自立して生きる事、そして互いに尊重し合う事

どんな関係であれ大切な基礎になることを教えてくれます